予約受付:9月2日〜11月中旬
接種期間 10月15日〜12月中旬
従来型の不活化ワクチン
接種回数 皮下注射 1、2回
接種料金 1回:3,500円
小松市民で助成券を利用すると無料
生ワクチン
接種回数 鼻腔噴霧 1回
接種料金 1回:8,000円
小松市民で助成券利用で 4,500円
インフルエンザワクチンのお知らせ(2024年)
今年も9月2日(月)から予約を開始します。例年通り予約は窓口予約で、ワクチンの説明と接種日の予約方法をお話しして予診票をお渡しします。11月中旬までにお申し込みください。
ワクチンは10月15日(火)から12月中旬までの間に接種します。
今年から、従来のインフルエンザワクチンとは別に、鼻腔に噴霧するインフルエンザ生ワクチンの接種も行います。どちらを選択するかを決めてください。
<従来型の不活化インフルエンザワクチン>
接種回数は、本来 6ヶ月以上13才未満は2回接種、13才以上は1回接種となっています。当院では毎年ワクチンを接種している人については、昨年までと同様に3才以上は1回接種にしていますが、今年初めての人、3才未満の子、3才以上でも希望者には2回接種します。これまでのデータ分析では、インフルエンザワクチンの予防効果はしなかった人よりも約50%かかりにくくなります。そして1回接種と2回接種を比較すると明らかな差は出ませんでした。でも年少児の場合は、1回で十分な抗体ができないので2回接種は必須としています。
<生インフルエンザワクチン>
今年から発売になるインフルエンザの生ワクチンは麻しん·風疹ワクチン、おたふく風邪ワクチン、水痘ワクチンなどの生ワクチン同様にウィルスを弱毒化した生きているウィルスを鼻腔に噴霧します。針のないキャップをした注射器で両方の鼻腔に霧吹のようにシュッシュッと噴霧します。対象は2才から18才の小児です。
噴霧された鼻の中で弱毒化されたインフルエンザウィルスが増殖して実際に感染したと同じ状態になりますが、体は反応して免疫ができ効果は約6ヶ月間持続します。一部の人で発熱/咳/鼻水などの症状が出ることがありますが軽症です。しかし症状はないか、あっても軽微だけど、実際にワクチンウィルスに感染しているので、局所の免疫反応が起こり、「インフルエンザウィルスに対する免疫が実際にかかった人と同じようにできるようにする」という作戦です。
<インフルエンザが毎年流行する理由>
麻しん、風疹、おたふく風邪、水痘など多くのウィルスは一度かかったら、免疫ができて二度とかかりません。それに対してインフルエンザやコロナは何度もかかります。それはインフルエンザやコロナのウィルスは毎年のように変異して顔を変えているからなのです。そのため、ワクチンを作る側も、次のシーズンの流行予測をして、流行しそうなウィルス株のワクチンを製造していますが完璧な対策はあり得ません。でも、顔は変えても体は変わらないので、ある程度の効果は期待できますし、特に生ワクチンは生きているウィルスを接種するのでより効果がありそうです。
<ワクチンの料金>
不活化ワクチンは1回 3,500円ですが、小松市では市からのインフルエンザワクチン助成券を利用すると2回とも無料で接種できます。小松市以外の市民でもそれぞれの市町での助成券が利用できますので、前もってご用意下さい。
生ワクチンの接種(鼻腔噴霧)は1回のみで料金は8000円です。小松市の方は3500円の助成券を利用しても4500円の支払いになります。特に今年はしっかり予防したいと思っている受験生や、これまでインフルワクチンで腕が腫れたり熱が出た子供、注射を嫌がって暴れる子供に接種してあげたいと思っています。
山上小児科クリニック
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